選挙にて

国会は立法機関なのだから、選挙において前職議員が示すべきは、

・法案の提出実績

・質疑による法案の修正実績

・各法案への投票実績

であるはずなのに、政策とか、他党の批判とか、二の次三の次でいいことに多大な時間が使われている。

政策ももちろん重要だが、それは政党が語れば良いのであって、個々の候補者が細かな政策を論じたところで絵空事でしかない。

個々の候補者が政策を語ることが有益な場合というのは、政党と候補者の考えが異なるときであって、それは例えば緩和的な金融政策に反対しているとか、安保法案に反対しているとか、改憲に反対しているとか、そういう異分子を発見できるくらいではないだろうか。

もっとも立法の実績を語れと言われても、野党の人の大部分が反安倍しかしてこなかったわけで、前職でありながら語るべき実績がほとんどないのかもしれないが。

せめて明らかな有事解散なのだから、北朝鮮に主軸を置いて論戦を張ってくれればまだ良いのに、正面から語る党首も少なく、マスコミも平時の選挙戦報道に終止する始末で、この国の平和ボケはどうにもならないと嘆息するばかりだ。

そんなことを考えつつ地元の前職議員のHPを見に行ったところ、今時利益誘導を誇っていてたまげた。